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Microsoft Dynamics CRM Online Review

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Microsoft Dynamics CRM OnlineはMicrosoft Officeユーザにとって非常に馴染みやすいユーザインターフェースを持っているCRM製品です。なぜならMicrosoft Dynamics CRMは元Microsoft Officeチームによって開発されており、ユーザインターフェースの造りからOffice連携までその特徴を生かしたものとなっているからです。またCRM市場において最後発のため、作りがモダンであることもその特徴の1つです。しかしながら、Dynamics CRM OnlineがサポートしているブラウザがInternet Exporeのみであることや外部ソーシャル連携機能が提供されていないことなどの小さな課題もあります。

The Good

マイクロソフト的インターフェース:

Microsoft Dynamics CRM OnlineはMicrosoft Officeユーザには非常に馴染みのあるインターフェースとなっており、初見での受け入れやすさは他のCRM製品を大きく凌駕しています。Officeではすっかりお馴染みとなったリボンによって機能がスマートに配列されており、使いやすさとシンプルさを両立させています。左側のナビゲーションペインは2つの領域に分かれます。左下にある領域がよりハイレベルのエリア(ワーププレイス、営業、マーケティング、サービス、設定など)を示し、そのエリアをクリックすると上側にある各種機能へのリンクとリボンが動的に切り替わります。例えば、「営業」をクリックすると上側に潜在顧客や営業案件と言った機能が表示されます。また、各リンクにカーソルを合わせるとメニュが表示され、新規レコードの作成やレポート出力、ワークフロー実行などの機能を1つの画面から直接起動させることができるもの特長の1つです。

ダイアログによる柔軟かつ一貫した顧客対応:

Dynamics CRM Online 2011よりダイアログ機能がリリースされました。ダイアログとはインタラクティブな対応によって順番に遷移する画面を作成する機能です。複数の画面により構成され、画面と画面の間の遷移の条件を設定することができます。Dynamics CRM Onlineをご利用のユーザは自社の業務の流れの中で定型的な業務をダイアログに置き換えることで効率的に業務を遂行することができるようになります。また、ダイアログを上手に使うと自社内のどのユーザにおいても同レベルの業務を遂行することが可能となるため、顧客対応の一貫性が上がり、結果として顧客体験を高品質にすることができるようになります。

強力なレポーティング機能:

Dynamics CRM Onlineのレポート機能は、他のベンダーのレポーティング機能と同様にとても強力です。標準でも25本以上のレポートが提供されていますが、ウィザード形式にて新しいレポートを作成することができます。ドリルダウンやグラフチャートなどに対応しています。また、レイアウトが固有のレポート(業務帳票など)はSQL Server Reporting Service(SSRS)を用いて自由に作成することが可能です。幸いSQL Serverのエンジニアの相場は安定していますので、より高品質なレポートを独自に開発することができます。出力したレポートはエクセルにダウンロードすることが可能でそのままデータ加工を行うことができます。エクセルという点で特徴的なのは、エクセルへのデータダウンロード時、エクセルの内部にデータベースとの接続情報を埋め込んでダウンロードすることが可能です。これによりデータのリフレッシュ時に再ダウンロードを行わなくともエクセル上でデータの更新を行うことができます。

オンラインサポート:

Dynamics CRM Onlineでは、オンラインヘルプが提供されています。ヘルプは日本語対応済みで操作の手順が記載されています。このヘルプを熟読すればDynamics CRM Onlineにて何ができるのかエキスパートレベルで理解することが可能です。熟読せずとも操作で迷った時などに参照する場合でも十分役に立ちます。
他のリソースとしてはフォーラムなどもありますが、海外でのみ活発に意見交換されています。日本語のリソースとして一番有効なのは、Dynamics CRMサポートチームにより運営されているBlog記事です。通常のサポート部門が運営するBlogの範囲を大きく超え意欲的に製品情報の提供が行われており非常に参考になるリソースです。

データ変更履歴に対する監査機能:

Dynamics CRM Onlineでは、監査ツールによりデータの監査を行うことができます。この監査機能はなかなか優秀で業務エリア単位やエンティティ単位、項目単位などで細かくその変更履歴を捉えることができます。監査が設定されたレコードや項目に変更が行われると、変更を行ったユーザや変更を行った日時などが記録されそれらを時系列で参照することができます。

データ重複ルールの作成が可能:

データ品質を維持するためのプロセスの1つとして名寄せという作業があります。その名寄せ作業の殆どは名寄せが必要なデータの洗い出しに時間が割かれます。Dynamics CRM Onlineでは、この重複データの洗い出しをルール化して実行することができます。例えば、社名と代表電話が同じ場合には同じデータとして認識するなどのルールを作成し、ユーザが新規にデータを登録する際にチェックさせたり、定期的に実行して自動検出すると言ったことができます。

Outlookからのアクセスが可能:

既に社内にてOutlookをご利用されているユーザの場合には、プラグインをインストールするたけでOutlookからDynamics CRM Onlineへアクセスすることができるようになります。しかしながら、連携がサポートされているのはEメールのみとなっています。

99.9%稼働のサービスレベルアグリーメント(SLA):

月あたりの稼働時間が99.9%に達しない場合には、その未達成の比率に応じてサービスクレジットを提供するとのことです。ちなみに、月当たり0.01%とは時間にして約43分のことです。何らかの理由によりサービスを提供できない時間が10分ほどかかるケースが月に4回程度あっても上記のSLAには抵触しないことになります。

Microsoft Dynamicsに向いているタイプ:

  • コスト重視型
  • Office大好き
  • 中小企業
  • プラットフォーム重視型
The Bad

外部ソーシャル連携機能は未実装:

Salesforce.comのようなエンタープライズソーシャル機能は実装されていますが、パブリックソーシャルとの連携機能は未実装です。おそらく次のリリースには実装してくると思われます。

マーケットプレイスは閑古鳥な状況:

Dynamics CRM Onlineのマーケットプレイスにおいて日本語で提供されているサードパーティプラグインはほとんどありません。機能拡張を行いたい場合には、自社(あるいは外注)で行う必要があります。

Internet Explore(IE)のみサポート:

Dynamics CRM Onlineでは、IE以外もサポートしていると記載されていますが、IE以外を利用した際に一部機能が実行できない場合があると説明されています。これは、IE以外はサポートしていないことと同意です。IEのみがサポート対象ということは、クライントOSがMacやLinuxなどの場合には導入を躊躇させる要因と成り得ます。

Microsoft Dynamicsが向いていないタイプ:

  • スタートアップ
  • ソーシャル必須型
  • エンタープライズ
  • スポット利用型

スタートアップの方は、Microsoft Excelをお勧めします。
エンタープライズとソーシャル必須型のタイプの方は、Salesforce.comがお勧めです。
スポット利用型のタイプの方は、Zoho CRMがお勧めです。

価格

Microsoft Dynamics CRM Onlineの価格は3,610円/月/ユーザとなり、1年契約からとなります。(1年未満に解約の場合には別途解約手数料が発生します)価格的には他のベンダーに比べ値ごろ感があります。

特徴

営業支援(SFA)矢印

アイコンアイコンアイコンアイコンアイコン

営業支援(SFA)とは、効率的な売上拡大を目的として営業担当者または営業マネージャ向けの各種機能を提供するシステムです。一般的には商談管理、タスク管理、見積管理、売上予測などの機能により構成されています。SFAでは、売上は営業プロセス(初回訪問から契約受注までの一連のイベントにより構成)の中を流れる顧客情報のスループットとして定義されており、そのスループットを拡大するために想定されるボトルネックを排除するための様々な機能が提供さています。

  • アイコン顧客管理
    顧客情報の管理を行うことができる。
  • アイコン活動履歴管理
    顧客企業、顧客担当者、引合などに関連した種々の活動の管理ができる。
  • 顧客資産管理アイコン
    顧客が既存で所持している資産(設備)などの状況を管理できる。
  • アイコン競合管理
    自社の競合となる企業の強みや弱みを情報として管理することができる。
  • アイコン顧客企業の担当者管理
    顧客企業の担当者情報(名前、連絡先など)を管理することができる。
  • アイコン契約管理
    販売に伴い締結の必要がある各種契約情報の管理を行うことができる。
  • アイコン営業プロセスのカスタマイズ
    自社に合った営業プロセスをカスタマイズできる。
  • アイコン売上予測のカスタマイズ
    売上予測の集計方法を自社向けにカスタマイズできる。
  • アイコン文書管理
    顧客情報や契約などの文書を管理することができる。
  • アイコン引合管理
    引合の管理を行うことができる。
  • アイコン引合自動割当
    システム内に登録された引合を自動的に適任の営業担当者へ割当を行うことができる。
  • アイコン引合評価
    引合の熱さを評価することができる。
  • アイコン多通貨対応
    多通貨での取引を扱うことができる。
  • アイコン商談状況の自動通知
    商談情報が更新されるとその状況を自動的に通知することができる。
  • アイコン商談管理
    商談情報の追跡と管理を行う。
  • アイコン製品カタログ
    製品カタログと価格表の作成と管理を行うことができる。
  • アイコン引合の絞込みと商談化
    引合情報を引き継いで商談情報を作成することができる。
  • アイコン売上予算割当
    営業担当者への営業予算の割当とその状況管理を行うことができる。
  • アイコン見積
    製品見積の作成と管理を行うことができる。
  • アイコン売上予測管理
    売上予測を基に予実管理の作成とその管理を行うことができる。
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