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Sliverpopまでもが買収されてしまう、マーケティングオートメーション業界のまとめ

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4月10日、IBMがマーケティングオートメーションベンダーであるSilverpopの買収を発表しました。一昨年から続くこの分野の買収劇は続いていますので、一度状況を整理するためにまとめてみました。

買収した企業、買収された企業

主要なエンタープライズソフトウェアのベンダーは、それぞれマーケティングオートメーション製品を手に入れています。

以下は、これまでの買収をまとめたものです。

マーケティングオートメーション買収一覧

残された企業

ちょうどこの前、ガートナーが「2013年の世界ソフトウェア市場におけるベンダー別売上高ランキング(http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1404/07/news030.html)」を発表していました。その上位10社と比較すると、残されたエンタープライズソフトウェアベンダーは、以下の6社となります。

・SAP
・Symantec
・EMC
・HP
・VMware
・CA Technologies

うち、近い分野の業務アプリケーションを提供しているベンダーに絞れば、SAPぐらいになるんでしょうか?

加えて、逆に、残されたマーケティングオートメーションベンダーですが、少し小さいところも含め、ざっと並べると以下のようになります(ABC順)。

・Act-On
・Agillic
・CallidousCloud
・Force24
・HubSpot
・Infusionsoft
・Leadsquared
・Marketo
・Net-Results
・Salesfusion
・SharpSpring
・SiteCore ・・・など

Marketoは、先日日本市場への進出が発表さたばかりでちょっと有名ですが、実はまだまだ名前が知られていないプライヤーは結構います。また、ExactTargetは以前同業のPardotを買収した後にSalesforce.comに買収されていたり、SalesfusionがLoopFuseを買収していたり、CallidusCloudがLeadFormixを買収していたり、、、すぐに分かる範囲だけでも、同業間での買収も非常に多いのが特徴です。

マーケティングオートメーションベンダーのポジショニング

結構な数のプレイヤーがいますが、ポジショニングはそれぞれ若干違います。例えば、SMB、B2Cなどの市場セグメント、トリガーメール配信、LPO、DMP、リードスコアリングなどのフォーカスしている機能エリアなどで違いを出しています。共通の機能としては、顧客データベースが中心にあり、Eメール配信機能がついていることです。

これまで、マーケティングの分野では、様々な切り口でプロダクトが生まれてきました。既存/見込みなどの顧客区分、ウェブ/メール/オフラインなどのメディア、スコアリング/集計などの分析手法、利用促進(メール)/新規獲得(広告)などのマーケティング目的など、それぞれが別々のプロダクトであったものが、近年のマーケティング手法の最適化を重視するトレンドから、統合が促進されています。近年のマーケティングオートメーションベンダーの買収の背景には、マーケティング手法を最適化するために、それぞれの手法を出来る限り広範囲に一体化・統合させようとしている動きがあると言えます。

マーケティングは未解明の科学であり、ロジックとクリエイティビティの組み合わせが無限の可能性を引き出す、難易度の高い業務プロセスです。それを自動化するというのは非常に難易度が高いものです。マーケティングはデータドリブンなものにどんどん進化しています。マーケティングオートメーションの基軸になるのも、それはデータですし、CRMもマーケティングも同じデータを使って統合・最適化されていくのが、これからの姿なのかもしれません。

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投稿日:2014年4月21日 カテゴリ:CRM マーケット トップニュース