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2014年のクラウドマーケットを読み解く

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そろそろ来年のことを話しても鬼が笑わない時期になってきましたね。どうもこの時期になると何かと今後についての話を始めるものですが、ちょうど先日、Awesome Cloud ServicesよりCloud Computing Infographicが発表されました。今年の数値をベースに来年以降のクラウドマーケットについての興味深い数字が並んでいます。今回はこちらの内容についてみていきたいと思います。

Cloud Computing Infographic

このインフォグラフィックはとても興味深く、今、そしてこれからのクラウドマーケットを俯瞰してみることができます。各々の数字を確認してみると、例えば、2013年にグローバルで販売されたCRMの約40%がクラウドベースとのことです。逆に言うとまだクラウドベースではない販売方法(オンプレミス型)が多数派であるとも言えます。しかしながら、Saasアプリケーション全体が2016年まで年17.4%で成長するとの予想を考えると来年、または再来年ぐらいにはCRMの販売方法はSaasモデルが多数派となるのかもしれません。
また、クラウドマーケットの売上の約50%がUSからもたらされていることからUSでの動きをウオッチすることが当面のクラウドマーケットの動きを考える上で重要であること理解できます。(今に始まったことでないのですが。。。)


セグメント別の成長率

来年以降もクラウド業界は活況を呈することが予測されているようです。ハードウェア、ソフトウェアともに2ケタ成長が予測されています。特にハードウェア(Iaas)部分は、サーバの仮想化とセットになってその導入数は増加していくことが予想されています。
ソフトウェアでは、業務に不可欠だが直接の業務アプリケーションではないオフィスやワークグループ等(要はサイボウズやGoogle Appsのエリア)がクラウドへ移行していくものと考えられています。
また、業務アプリケーションの移行はなかなか進まないと予想されており、年平均17.4%の成長率となっています。この辺りは基幹システムがクラウドベースで提供されないかぎり数字が上がっていくことは難しいのではないでしょうか。日本でも一部のSI企業がホスティングサービスとの抱き合わせでプライベートクラウドと言っていますが、それにより提供されるメリットが何なのか、いまいち分かりません。


詳しくは下記をご参照ください。
Cloud Computing Growth Infographic
Cloud Computing Infographic | by Awesome Cloud Services

2014年以降もクラウドマーケットは力強く成長を続けるようです。その成長の原動力となるのは、サーバ(箱)のリプレースのようです。可視化しやすいインフラコストから着手するのは、(非常に残念ながら)いつも通りのパターンですね。

また、ユーザ企業の担当者の方で来年以降にクラウドの導入を検討されている場合は、なぜクラウドが必要なのかについて、ITの方とよく話し合いを持たれることをオススメします。クラウドは非常に有効な手段ですが、個々の状況における適用方法については検討の余地があります。IT周りがクラウドベースになっていくことは大きな流れだとしても、考えなしにその流れに乗る必要はありません。メインフレームはまだ残っています。

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投稿日:2013年12月2日 カテゴリ:CRM マーケット トップニュース