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2013年上半期のCRMマーケット その②

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まえがき

本日は、前回の2013年上半期 CRMマーケット 日本と海外 その①に引き続き、2013年上半期のCRMマーケットの状況を振り返ってみます。テーマは昨今注目を集めつつあるマーケティング・オートメーション・ソフトウェアについてです。

マーケティング・オートメーション・ソフトウェアの現状

最近マーケティング・オートメーション・ソフトウェアについてさまざまなところで耳にすることが増えてきたのではないでしょうか?
マーケティング・オートメーション・ソフトウェアとは、一言でいうのは難しいのですが、主に以下のような特徴を持っています。

  • 見込み顧客の様々な活動履歴を蓄積
  • 活動履歴から、見込み顧客をマーケティングファネルに分類
  • 各ファネルステージ別に設定された、マーケティングキャンペーンでさらに購入意思決定を促進

仕組みとしては、Eメールやフォームなどのウェブ関連の機能を、顧客データベースと統合して管理できるようにしたもので、それらのメディアでの行動履歴をもとに、見込み度合いをスコアリングする機能を持っていることが多いです。購入検討に時間のかかる法人向け製品のマーケティングなどで、主に活用されています。

さて、そのマーケティング・オートメーションの分野ですが、多くのスタートアップが参入し、ここ5年ほどで急速に市場が伸びてきました。しかしながら、昨年末から今年の上半期にかけてCRMベンダーによる買収が相次いでいます。

ベンダー
買収時期
買収企業
買収金額
売上高規模
Eloqua
2012年12月
Oracle
8.7億ドル
0.9億ドル
ExactTarget
2013年6月
Salesforce.com
25億ドル
2.9億ドル
Neolane
2013年6月
Adobe
5億ドル
n/a

ExactTargetは2012年3月に競合に先んじて上場し、中小企業向けに展開していた同業のPardotを2012年末に買収するなど、拡大路線をひた走っているところの買収劇でした。

SalesforceなどのCRMベンダーの顧客からすると、Eメール配信などの機能が弱いことが不満として以前から高かったというのが背景としてありました。逆に、マーケティング・オートメーション・ベンダーからすると、顧客の80%がSalesforceを使っているといわれており、Salesforceとの連携は必須であったということもあります。

このように両者は補完関係にあることから、結ばれるべくして結ばれているということでしょう。こうなると、残されたMicrosoft Dynamics CRMが結ばれるパートナーは、同じく残されたマーケティング・オートメーション・ベンダーMarketoとAct-Onのどちらか?というところが今後のみどころです。

少し長いですが、Microsoft Dynamics CRM視点でどのマーケティング・オートメーション・ソフトウェアがベストなのかを分析したcrmsearchの記事もありますので、ご覧ください。
What’s the Best Marketing Automation Software for Microsoft Dynamics CRM?

次回、その③では、CRMとの関係性が深まってきている広告分野についてご紹介していきます。

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投稿日:2013年10月9日 カテゴリ:CRM マーケット トップニュース